投資成功の鍵はマクロ経済の理解にあり!現状の環境認識と今後の市場について予想


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今回のブログでは投資初心者さんに向けてマクロ経済を利用したトレードの魅力と現在起こっている主な市場ニュースや今後の予想についての記事を書いていきます。

特にテクニカル分析や個別株分析を根拠にトレードをやってるけど収益があまり伸びないって人はこの記事を参考にしてトレードに組み込むと収益が改善していくと思いますので是非最後まで見てください。

マクロ経済を利用した投資の魅力について解説

筆者としては、投資初心者で会社や家事があって忙しい人こそマクロ経済を利用した投資方法を学ぶ必要があると考えています。

その理由を解説していきたいと思います。

マクロ経済を利用した投資方法が初心者にオススメな理由①圧倒的勝率の高さと利益幅が大きい点

マクロ経済を利用した投資の魅力は圧倒的な投資パフォーマンスの安定性にあります。

マクロ経済投資は金融政策や経済指標、政治状況を見て市場の資金が集中するであろう商品を割り出してそこに中長期投資をしていくというやり方です。

富裕層のお金を預かり巨額の投資をしているヘッジファンドもマクロ経済の専門家を雇って投資判断をしているので、マクロ経済をしっかり理解していると大きなトレンドに乗れる可能性が高くなります。

収益は人によってやや上下しますが誰でもヘッジファンドと同じような利益幅を出すことが可能です。

マクロ経済を利用した投資方法が初心者にオススメな理由②時間的余裕が少なくてもできる

マクロ経済を利用した投資方法の魅力の2つ目は時間が少ない方にもオススメできる点です。

私は結構前にはテクニカルや個別株分析をメインに取引していましたが、安定して毎月のように勝てるようになるまでに2年くらいかかっていました。

一方でマクロ経済投資だと主に各国の政策金利についての理解と物価、雇用の指標を取引に利用することができればある程度の収益を出すことができます。

そして、チャート分析だったり企業分析に割かなくてはいけない時間を節約できるので兼業トレーダーの方に非常にオススメです。

基本的に私は朝の数十分程度スマホで相場関連のニュースとチャートを見てる程度で、必死に分析をしていた時と同じくらいのリターンが出せるのでマクロ経済投資は非常にタイムパフォーマンスがいいと感じています。

マクロ経済を利用した投資方法が初心者にオススメな理由③メンタルが安定する

マクロ経済投資のメリットの3つ目はメンタルの安定です。

テクニカルメインの投資は、チャートの動きが気になって仕事に集中出来なかったりすることがよくあるので兼業トレーダーの方にはあまりオススメしません。

また、マクロ経済投資はポジションを持つ頻度が少ないので常に中立的な立場で相場を観察することができたり、中央銀行の政策やファンドのポジションに順張りすることになるので安心感が桁違いに大きいのも素晴らしいポイントです。

相場の今後の見通しについて解説

長期的な相場全体の値動きの予想をしていきます。

今、相場で意識すべき重要な事を3つの項目に分けて解説していきます。

今後の取引の参考にしてみてください。

金利政策について解説

マクロ経済重視の取引において最も重要視すべき事はアメリカの金融政策です。

なぜなら、ドルは現状世界で最も影響力のある通貨なので、一度政策を変更すれば世界中の金融商品がトレンド転換し大きなチャンスを生み出すので常にチェックする必要があります。

現在のアメリカの金融政策は過去40年最悪規模のインフレを抑制するための利上げ(金融引き締め)の最終局面です。

利上げするとドルが買われて株などが売られる傾向があります。

今後の物価指標次第で追加の利上げもあり得るので不透明な状態ですが、このままだとFRBアメリ中央銀行)は6月の会議で利上げ停止を発表すると予想されています。

FRBが利上げを停止した場合、ドルが売られて金融商品にある程度お金が流れることが予想されます。

 

また、個人的には日本の金融政策や物価指数も注視していかないといけない時期に入ってきていると思っています。

アベノミクス以降基本的に金融緩和を続け政策変更を行わなかった日本ですが、先月発表された物価指数が過去40年最高レベルまで上がってきています。

この消費者物価指数の上昇が5%台を超えるようであれば欧米同様に緩和修正をせざるを得ないと予想してます。

現在円安であり株価は最高水準ですが、緩和修正があった場合、円高になり日経平均株価は下がります。

アメリカのインフレが鈍化したことによる利上げ停止と日本のインフレ問題による金融緩和修正開始が重なればドル円のショートで利益を出せる可能性があるのでそこを狙っていく戦略はありだと思います。

 
世界経済の見通しについて解説

先程、アメリカが利上げ停止した場合ドルが売られて他の金融商品にお金が流れると書きました。

金融資産と言っても株、ゴールド、原油ビットコインなど様々でマクロ経済投資ではどれに一番お金が流れるかを経済状況を踏まえて考えて行く必要があります。

結露から言うと世界経済は不況や金融危機に突入する可能性が非常に高いので株式投資はあまり良くないと思われます。

最も大きい理由としては金利の逆イールドという減少が起きているからです。

逆イールドとは画像のように短期金利長期金利を上回る現象のことを言います。


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長期金利短期金利を上回るのが普通の状態ですが、現在は逆転現象が起きています。

短期金利長期金利を上回ると、長期金利-短期金利の差額で儲けている銀行にとってはお金を貸せば赤字になるので金利の逆転現象は大問題です。

当然このような状況では銀行も経営が悪化し防御態勢に入ることが予想され、企業も設備投資などにお金が使いにくくなり経済は停滞すると予測できます。

またアメリカ人のクレカ債務がリーマンショック時を上回っていることも不況が来る根拠のうちの一つです。

過去に何回か逆イールド現象が起こったことがありますが、ほぼ100%の確率で一年半以内に株価の暴落が起きているので米国株投資に関しては今はやめたほうがいいと思われます。

不況でも時代の流れにあっているAIなどの分野に投資するのはアリだとは思いますが、インフルエンサーに乗せられてインデックス長期投資するのはマクロ経済的には超危険です。

こういった金融危機に近い不況の中で資産を守る為にゴールドに資金が集まることが予想されます。

金融不信の時は株に流れているお金が希少性が高いゴールドに移動する傾向があるので投資するならゴールドがオススメ。

 

次点では暗号資産に少額投資するのががいいでしょう。暗号資産は発行上限が決められており希少性が高くデジタルゴールドと言われています。

ビットコインの価値が上がるイベントやイーサリアムのnft売買手数料の大幅削減アップデート、リップルの裁判終結などの好材料を控えていて資金の逃避先としてファンドのお金が集まっているのでオススメです。

米国債務上限問題について

最後に今ニュースなどでも話題になっている米国債務上限問題についても解説していきます。

アメリカ議会がねじれ状態にあり、債務上限の増額が認められず国債保有者への支払いを遅延するのではないかという疑惑があります。

最悪のケースとしては交渉が決裂し債務不履行(デフォルト)ですが、常識的に考えればデフォルトが起きてしまえば国の恥であり世界中の投資家が一斉に資金を逃がすのは明白なのでそれは回避されるだろうと思います。

ただし、2011年のように交渉が長引き民間の債権格付け会社アメリカ国債の格下げするという事はありえると思います。

そうなってしまえば数ヶ月はドル安、米株安が続きそうなので他のドル売り材料も同時に出れば積極的に取引に利用していきたいです。

まとめ

  • マクロ経済取引は収益、メンタルが安定し時間の余裕も生まれる。
  • 現在の相場はドル高トレンドだが物価高騰による日本の緩和修正と、米国利上げ停止が重なればドル円売りを狙っていきたい
  • アメリカでは金利の逆イールドが発生しており、銀行の貸し渋りによる世界経済の停滞は避けられない。
  • 利上げ停止しても銀行経営悪化による不況はほぼ確実で、米株に資金が流れるとは限らない
  • 株の絶好の買い場は暴落が来て失業率が上がり、中央銀行が大規模な金融緩和政策を打ち出した時。
  • ゴールドは金融不安時の投資先としてオススメ
  • 暗号資産も資金の逃避先として機能していて、好材料が控えているのでアメリカ利上げ停止あれば少額長期投資は意外とアリ

最後に

最後まで見ていただきありがとうございますm(_ _)m